書評『リピータビリティ』
Repeatability リピータビリティ ― 再現可能な不朽のビジネスモデル
- 作者: クリス・ズック,ジェームズ・アレン,火浦俊彦,奥野慎太郎
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: 単行本
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訳者が悪いのか、著者が悪いのか。わかりにくいです。
言っていることは、単純でなるほどという事なのですが、なぜかわざと難しく書いているような気がしてなりません。
変化の激しい時代には、戦略も組織もシンプルにせよ。
そして、変化に応じて、修正、試行していく事が大事だ。
というわずか2行で済みそうな内容なのですが、とかく難しく書いてあるように思います。
副題の「再現可能な不朽のビジネスモデル」とは何なのかという事ですが、事例としては、IKEAやインドの弁当配送サービスなど挙げられています。
つまりシンプルに一見、誰でもできそうなビジネスモデルなのに、なぜか他社が参入できないほど確立されたビジネスモデルのことを指すようです。トヨタもそうで、カイゼンの仕組み自体は、すでに知られている通りだが、マネできない。
結局、自社の強みを見つけ、そこから単純化し、繰り返す。そのことで、強力なビジネスモデルを構築できるということなのですが。
完全に「言うは易し」の世界です。
読んでいて、うまく頭に入ってこなかったので、書いていても今ひとつパッとしません・・・。