書評『銀行が超!衰退産業になったワケ』
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- 作者: 永野良佑
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2012/07/21
- メディア: 単行本
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全くサプライズもなく、当たり前の銀行批判がひたすら綴られているので、退屈でした。銀行のことを知らない人だと、少しは面白いのかな。
乱暴にまとめますと、
銀行の存在意義は、個人からお金を集めて、それを産業振興のために企業に貸し出すことだ。しかし、銀行は大企業の融資ばかりで、リスクを全然取ってない。しかも、お金のある大企業に貸しても高い利息取れねーだろ。
といって、中小企業に融資するノウハウもない。銀行なんて、誰でもできる仕事だ。にもかかわらず、プライドだけが高くて、給料も高い。何様だばかやろー。
最近は儲からないから、手数料商売に走って、全くリスクも取らない。投資信託の販売、保険の販売。そんなもの銀行がやる必要ないだろ!しかも、個人相手に、説明もできないリスク商品を売ってるんじゃねー。
極めつけは、国債の大量保有。お金を必要としている先はたくさんあるのに、リスク管理もできないから、国債ばっかり買ってやがる。そんな事、銀行でなくてもできるんだよ。国債買って安全だと思ってると、デフォルトのリスクがあるんだぞ。馬鹿め!リスクを回避しているようで、実は多大なリスクを取ってるんだよ。
優秀な金融マンはこれからファンド目指そうぜ。
という事が書かれております。
著者は金融アナリストなのですが、こんなに批判しまくってお仕事大丈夫でしょうかね。