書評『企業参謀ノート』
- 作者: 大前研一,プレジデント書籍編集部
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: 単行本
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大前研一さんがマッキンゼーのコンサルタント時代に書いた『企業参謀』をリメイクしたものです。
こんなの邪道だろうと思って、これまで手に取らなかったのですが、わかりやすくて良いです。超訳と図解によって、ずいぶんとコンパクトに内容がまとめられているのですが、こういった再編集の仕方はありだなと思いました。
改めて、企業参謀の核となる戦略的思考のポイント5つを取り上げます。
①完全主義を捨てよ → 決断できない原因となる
②「もし〜だったら、どうするの?」と考えよ → ゼロから考える
③「何ができないか」を考える前に「何ができるか?」を考えよ →制約条件を考えない
④記憶力に頼らず、分析力に頼れ → 制約条件を打破する
⑤KFS(成功のカギ)を見つけよ → 物事の優先順位をつけられる
単純明快で非常にわかりやすいです。
確かに普段意識していないと、前例を探してしまったり、常識的に考えて、はじめから無理だという枠にはまった発想をしてしまいがちです。
企業参謀の復習にもオススメです。