本とぽんず

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書評『企業参謀ノート』

企業参謀ノート[入門編]

企業参謀ノート[入門編]

 

大前研一さんがマッキンゼーのコンサルタント時代に書いた『企業参謀』をリメイクしたものです。

 

こんなの邪道だろうと思って、これまで手に取らなかったのですが、わかりやすくて良いです。超訳と図解によって、ずいぶんとコンパクトに内容がまとめられているのですが、こういった再編集の仕方はありだなと思いました。

 

改めて、企業参謀の核となる戦略的思考のポイント5つを取り上げます。

 

①完全主義を捨てよ → 決断できない原因となる

②「もし〜だったら、どうするの?」と考えよ → ゼロから考える

③「何ができないか」を考える前に「何ができるか?」を考えよ →制約条件を考えない

④記憶力に頼らず、分析力に頼れ → 制約条件を打破する

⑤KFS(成功のカギ)を見つけよ → 物事の優先順位をつけられる

 

単純明快で非常にわかりやすいです。

確かに普段意識していないと、前例を探してしまったり、常識的に考えて、はじめから無理だという枠にはまった発想をしてしまいがちです。

 

企業参謀の復習にもオススメです。