本とぽんず

ビジネス書籍の書評などをあれこれ綴るブログ

書評『ハーバード流宴会術』

ハーバード流宴会術

ハーバード流宴会術

 

忘年会のシーズンがやってきましたね。

楽しくもありますが、大変なのが幹事さん。気配り、気配りの連続。

 

さて、そんな宴会を完璧に切り盛りするために書かれたのが本書です、たぶん。

著者は三菱商事で宴会術を徹底的に極め、日本でも指折りの宴会術を持っていると書かれています。ハーバード・ビジネス・スクールに留学している時にもその技はいかんなく発揮されたとか。

 

読んだ感想です。

何がハーバード流なのかはよくわかりません。

48個の宴会テクニックに応じて、それぞれ戦略、マーケティングなどの知識を無理矢理あてはめてますが・・・。

 

ハーバード流というよりも、これぞザ・日本のサラリーマンの宴会術といったところでしょうか。これはこれで使えます。

 

まさに会社の宴会たるもの、本書で書かれているように取り仕切られると完璧でしょう。

 

一番、納得したのが、幹事の役割とは、参加者すべてにスポットライトを当てて、皆に自分の話をさせること。そのためのファシリテーション技術として、次の5点を挙げています。

 

①「な・る・ほ・どー」とか「いやー、そうなんだ〜」と大げさな反応をする。

②対象者が発言したことを繰り返し、会話のスピードをコントロールする。

③大げさに言い直し、笑いを誘う。

④対象者の情報に勝手な解釈を入れ、笑いを取りながら話を整理する。

⑤「あんたは小学生か!」といったように、オチをつける。

 

とにかく話を引き出すこと。そして、それをいじり笑いを誘い、場を盛り上げる。

 

宴会の幹事になったら、使ってみます。