本とぽんず

ビジネス書籍の書評などをあれこれ綴るブログ

書評『私はこうして外資系トップとして仕事をしてきた』

私はこうして外資系トップとして仕事をしてきた

私はこうして外資系トップとして仕事をしてきた

 

この新将命さんは、外資系トップをひたすら引っ張りますね。

コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソン、シェル石油、フィリップスなどの社長を務めてきた方ですが、引退してから結構経っているのではないかと思いつつ・・・。

どうやらもう76歳になるようです。どんか方か会ってみたいものです。

 

と、なんか文句を言っているように書いてますが、書いている内容は素晴らしいと思います。基本的には「人を動かす」などのネタも多いのですが、仕事のできる人はこうした仕事をするんだろうなという鉄則が満載です。

 

贅沢を言うなら、内容がやや散逸していて、盛り込み過ぎ。

だから、結局最後には何も覚えていないとなりがちなのですが・・・。

相手に話す時は、3つの事の集中しろと書いているので、そのあたりの教訓をご自身の本にも取り入れて頂きたかった・・・。

 

あっ、いやいや文句ではないのです。

そういえば、この本にも相手を批判するなと書いておりました!

 

さて、この本についてですが、多くの自己啓発書の内容を全部盛り込みましたという出来映えです。あれ、褒めてないように聞こえますか。1300円の値段を考えれば安いです。でも、普段から自己啓発系の本を読んでいる方なら、改めて買うまでもないかもしれません。著者のこれまでの著書の方が完成度は高いように思います。

 

この本の帯には、ライフネット生命の副社長岩瀬さんが登場しています。

なんだかプロモーションうまいなといつも思います。

きっと帯を書くのは無料でしょう。でも、そこでのPR効果を考えると無料でも全然いいですよね。いや、むしろ帯書かせて頂きたい。

 

早く、帯書いて下さいという依頼をもらえるように精進します。