書評『ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている』
ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)
- 作者: 理央周
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 新書
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何のことやらと思いますが、こういう事です。
ひつまぶしは、鰻丼的食べ方、薬味つきの食べ方、お茶漬けの食べ方の3つの機能が一つになったもの。スマホは、電話、インターネット、音楽プレイヤーの3つの機能が一つになったもの。
つまり、リミックスだ!という本です。
なんだそんなことかよと思いますが、まさにそんなことかよという本です。
こんな感じのエピソード的な、無理矢理な名古屋名物のお話が7つほど入った本です。
真面目に勉強というよりも、エンタメとして読んでもらった方が良いと思います。
名古屋のモーニングは凄い!
コーヒーの値段で、サラダ、トースト、たまごなど盛りだくさん。
なぜ、名古屋の喫茶店が過剰とも思えるサービスを展開しているのかというと、それは固定客を大事にするためだそうです。
名古屋の喫茶店と言えば、コメダ珈琲店。最近、所有するファンドが変わったことがニュースになってましたが、このコメダ珈琲店は、とにかく居心地がいいそうです。あえて長居歓迎というような店作りをしているんだとか。
その一つの理由が、スタバやドトールなどとのポジショニングの差を出すこと。回転率を求めずに客に長くいてもらい、また来店してもらう。
そういう戦略なのだそうです。
儲かっているのかはわかりません。アドバンテッジパートナーズが売りに出したということは、あまり成長性がなかったのでしょうか。
話がそれましたが、軽い読み物としてどうぞ。