書評『外資系コンサルのスライド作成術』
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ボストンコンサルティング、ATカーニー、ヘイグループなどの外資系コンサルで働いてきた人が書いた本です。
最近、外資系〜といった本が多いのが気になります。本業が不況でヒマなのか?
本の内容はわかりやすいです。
プレゼン資料をつくるにあたっての、細かいポイントなどが紹介されており、どれも王道と言えるものです。
スライド作成においては、「何を言いたいのか=メッセージ」を明確化することが重要であるとして、メッセージをつくるにあたって3つの条件が必要としています。
①1スライド1メッセージとなっている
②明快な主張がある(=ポジションを取っている)
③短い(=ポイントが明確である)
納得です。
いかにシンプルに、ムダなものを省き、必要なことだけを伝えるか。
相手の知識レベル、知識量を想定して、それに応じて情報量をコントロールすること。
ふむふむ、依存ござりませぬ。
ここが凄い!とか、ここが新しい!とか、あまり目新しい部分はなく、はいはい誠にその通りでございます。さすが外資系コンサルって感じの内容でした。
いや、別に否定的な訳ではございません。わかりやすいですよ、いい本ですよ。
実用的ですよ。
自分にとっては、あまり得るものがなかったかなというだけで。
あまり、書評に向かない本です。
プレゼンする機会の多い人は、一読しておいて損はしないと思います。