本とぽんず

ビジネス書籍の書評などをあれこれ綴るブログ

書評『外資系コンサルのスライド作成術』

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

 

ボストンコンサルティング、ATカーニー、ヘイグループなどの外資系コンサルで働いてきた人が書いた本です。

 

最近、外資系〜といった本が多いのが気になります。本業が不況でヒマなのか?

 

本の内容はわかりやすいです。

プレゼン資料をつくるにあたっての、細かいポイントなどが紹介されており、どれも王道と言えるものです。

 

スライド作成においては、「何を言いたいのか=メッセージ」を明確化することが重要であるとして、メッセージをつくるにあたって3つの条件が必要としています。

 

①1スライド1メッセージとなっている

②明快な主張がある(=ポジションを取っている)

③短い(=ポイントが明確である)

 

納得です。

いかにシンプルに、ムダなものを省き、必要なことだけを伝えるか。

相手の知識レベル、知識量を想定して、それに応じて情報量をコントロールすること。

 

ふむふむ、依存ござりませぬ。

 

ここが凄い!とか、ここが新しい!とか、あまり目新しい部分はなく、はいはい誠にその通りでございます。さすが外資系コンサルって感じの内容でした。

 

いや、別に否定的な訳ではございません。わかりやすいですよ、いい本ですよ。

実用的ですよ。

 

自分にとっては、あまり得るものがなかったかなというだけで。

あまり、書評に向かない本です。

 

プレゼンする機会の多い人は、一読しておいて損はしないと思います。