本とぽんず

ビジネス書籍の書評などをあれこれ綴るブログ

書評『最高齢プロフェッショナルの条件』

 

前作『最高齢プロフェッショナルの教え』に続く、第二弾。

ソムリエ、サックス奏者、教育学者、助産師、漫才師など、現役最高齢の様々な職業の人に「仕事とは何か?」について、インタビューしている本です。

 

この本を読むと、戦争を生き抜いてきた昔の人ってたくましいなと思います。終戦後、貧しさのどん底で、生きていくために、必死で仕事を探し、あるいは仕事を作り、ただ一生懸命に仕事をする。

 

本当に食べるために仕事をする。それこそ、本来の仕事のあり方なんだなと思います。

やりたい仕事がないとか、自分に何がむいているのかとか、将来が不安だとか、そういった甘えなんて一切なし。人間って、本当に追いつめられるとなんとかやっていけるんだと感じます。

 

この本の中で気に入った言葉をいくつか紹介します。

 

・生きている限りは生きている価値を自分で見出さなきゃつまらないですよ

 

・満足するものは、一生、作れないのかもしれない。

 でも、だから生きるっていうのは、面白いのでしょう。

 

・好きで好きでいつも頭の片隅で考えている。そんな人が結果を出せないはずがない

 

 

これ以外に心に突き刺さる言葉がたくさん。

この本が好きです。