書評『人を動かす2』
![人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則 人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B4QwKktPL._SL160_.jpg)
- 作者: D・カーネギー協会,片山陽子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2012/11/06
- メディア: 単行本
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名著『人を動かす』の続編。
デール・カーネギーって、100年以上前に亡くなったのでは・・・。
という細かいことは置いておいて、やはり『人を動かす』はすごかった。
文章がいいのです。
今回は、現代の新しい事例などを入れて、現代風にカーネギーが説く、人間関係の原理原則を説いているのですが、やはりいいです。
何千年ものあいだ変わらないことが一つある。それはあらゆる時代の哲学者が下した結論だ。人間の歴史と同じだけ古い真実だ。ゾロアスターは2500年前にペルシアの信徒に伝えた。2400年前の中国では、孔子が説いた。道教の開祖、老子も函谷関で弟子に教えた。釈迦は同じ頃、聖なるガンジス川のほとりでこれを説いた。ヒンドゥー教の聖典にはその1000年前に、同じことが語られている。彼らのすべてが結論した事とは、人からされたくないことを人にしてはいけないということだ。2000年前、キリストはその言葉をわずかに変えた。「人からして欲しいことを、人にしてあげなさい」。これが人間の歴史の中で、黄金律と呼ばれてきた唯一の法則である。
どうでしょう?
もうこれは納得するしかないって感じです。
こうした内容が満載です。
これ1冊で、1ヶ月分ぐらい徳を積んだ気分になれます。
人に肝要になれます。
仏になれます。