本とぽんず

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書評『人を動かす2』

人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則

人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則

 

名著『人を動かす』の続編。

デール・カーネギーって、100年以上前に亡くなったのでは・・・。

という細かいことは置いておいて、やはり『人を動かす』はすごかった。

 

文章がいいのです。

今回は、現代の新しい事例などを入れて、現代風にカーネギーが説く、人間関係の原理原則を説いているのですが、やはりいいです。

 

 

何千年ものあいだ変わらないことが一つある。それはあらゆる時代の哲学者が下した結論だ。人間の歴史と同じだけ古い真実だ。ゾロアスターは2500年前にペルシアの信徒に伝えた。2400年前の中国では、孔子が説いた。道教の開祖、老子も函谷関で弟子に教えた。釈迦は同じ頃、聖なるガンジス川のほとりでこれを説いた。ヒンドゥー教の聖典にはその1000年前に、同じことが語られている。彼らのすべてが結論した事とは、人からされたくないことを人にしてはいけないということだ。2000年前、キリストはその言葉をわずかに変えた。「人からして欲しいことを、人にしてあげなさい」。これが人間の歴史の中で、黄金律と呼ばれてきた唯一の法則である。

 

 

どうでしょう?

もうこれは納得するしかないって感じです。

こうした内容が満載です。

 

これ1冊で、1ヶ月分ぐらい徳を積んだ気分になれます。

人に肝要になれます。

仏になれます。